7. 応用:マルチブロック

7.1. はじめに

このチュートリアルでは、マルチブロック処理について説明します。

ほとんどの例では、ユーザーが新しいモデルから始めることを想定しています。やり直すには、メニューのEdit → Reset Sessionで、データを再度開いてください。

データは、File → Open で開くことができます。データファイルの例は、Openダイアログの左上にあるExamplesディレクトリで見ることができます。

7.2. ブロックコマンドの画面メニュー

bake.eは、試験設備におけるコーンの加熱をシミュレートするデータセットです。多数のブロックがあります。T (温度) は関心のある主要な変数です。

  • データセットbake.eを開いてください。

  • Apply を実行します。

  • これで、データセットがブロックごとに色分けされました。

  • vtkBlockColorsT に変更しました。

  • これで、データセットが温度で色分けされました。

  • 時間を進めて、シミュレーションを見てください。

  • 必ずデータ範囲に再スケールしてください。

  • 色を vtkBlockColors に戻します。

このモデルは6面で、注釈の色は12色であることに注意してください。したがって、それらは繰り返されます。これらをランダムにしましょう。

  • Properties タブで、Advanced をクリックします。

  • 下方向にスライドし、Block Colors Distinct Values を見つけ、11 に変更します。

  • サイド(ブロック)の上で右クリックします。ボック名とIDが表示されることに注意してください。

  • サイドを右クリックします。ブロックの色と不透明度を変更します。

  • サイドを右クリックします。ブロックを非表示にし、非表示を解除します。

../../_images/Advanced_multiblock_1.png

7.3. 一部のブロックを読み込まない

読み込むブロックを簡単に変更することができます。これは、セレクションで行います。以下はその例です。

  • データセットbake.eを開いてください。

  • Apply を実行します。

  • これで、データセットがブロックごとに色分けされました。

  • Select Block アイコンを選び(または b キーを押し)、bakeの外周にあるブロックをラバーバンドで選択します。多数のブロックが選択されました。

  • Properties タブで、Blocks というセクションにスライドダウンしてください。

  • Uncheck Selected Blocks をクリックします。

  • Apply を実行します。

../../_images/Advanced_multiblock_2.png

7.4. 同じデータセットを2回ロードする

  • データセットcan.ex2を開きます。

  • ブロックID 2 のみをオンにします。

  • Apply を実行します。

  • データセットcan.ex2を開きます。

  • ブロックID 1 のみをオンにします。

  • Apply を実行します。

  • タイムステップを1に変更します。

  • ColoringACCL に設定します。

  • Play

../../_images/Advanced_multiblock_3.png

7.5. Extract Block と Extract Selection

データの分割に使用できるフィルタとして、Extract BlockExtract Selection の2つのフィルタもあります。データを2回読み込むのではなく、1回読み込んでブロックを2回抽出します。

7.6. MultiBlock inspector

View → MultiBlock inspector は、選択したブロックの表示設定を切り替えたり、色や不透明度を変更するのにも使用できます。